古志社では2005年に飴山實俳句賞と古志俳論賞を設け、以来毎年、どちらの賞も会員・同人から作品を募集し、選考委員の審査によって受賞作品が選ばれてきました。

2009年から古志年間賞、2010年から題詠欄年間賞、2016年よりつくし欄賞を設け、現在は次の五賞を募集しています。

一、飴山實俳句賞
二、古志俳論賞
三、古志年間賞
四、題詠欄年間賞
五、つくし欄賞

飴山實俳句賞および古志俳論賞は、毎年八月を応募締め切りとし、新春の古志一月号の誌面で発表になります。正賞として、飴山實俳句賞の受賞者には「住吉の硯」、古志俳論賞の受賞者には「松島の硯」(どちらも雨宮弥太郎作)が贈られます。

古志年間賞は投句欄におけるその年の秀れた一句に対して授与されます。題詠欄年間賞は題詠欄におけるその年の秀れた一句に対して授与されます。つくし欄賞はつくし欄におけるその年の秀れた一句に対して授与されます。

過去の歴代の受賞者は次の通りです(敬称略)。

飴山實俳句賞
第11回(2016年) 田村史生  『七月』
第10回(2015年) 関根千方  『螢籠』
第9回(2014年) むらたともみ『いたち川』
第8回(2013年) 中村汀   『湖』
第7回(2012年) 齋藤嘉子  『籠枕』
第6回(2011年) <該当者なし>
第5回(2009年) 渡辺竜樹  『桜湯』
第4回(2008年) 萬燈ゆき  『宗祇水』
第3回(2007年) 丹野麻衣子 『花背』
第2回(2006年) 大谷弘至  『花炉』
第1回(2005年) 北側松太  『雲のほとり』
* 2010年は「飴山實俳句賞」ではなく句集を対象とした「飴山賞」となり、該当者はありませんでした。

古志俳論賞
第12回(2016年) <該当者なし>
第11回(2015年) <該当者なし>
第10回(2014年) 水岩瞳   『飴山實の第一句集『おりいぶ』の復権』
第9回(2013年) 西川遊歩  『加藤楸邨の「絹の細道」—シルクロードの紀行句文集と句集『吹越』の絹が目指したもの—』
第8回(2012年) 川口勇   『芭蕉の方法—その推敲の足跡—』
第7回(2011年) 齋藤嘉子  『鎮魂と祈りの人—川崎展宏—』
第6回(2010年) 藤英樹   『初代中村吉右衛門と俳句』
第5回(2009年) 熊瀬川貴晶 『松瀬青々論—その現代的意義』
第4回(2008年) 砂沢泉   『飴山實の「心音」』
第3回(2007年) <該当者なし>
第2回(2006年) <該当者なし>
第1回(2005年) 村松二本  『飴山實の居所』

古志年間賞
2016年 なんとまあ汗の大甕わが身体    吉田順子
2015年 炎天をぶつ飛ばし来よホ句の友   甲藤卓雄
2014年 強さうな茄子を選んで馬一つ    坂元初男
    蝶となり大海原にひるむ夢     上俊一
2013年 わが心のぞくがごとく胡桃割る   斉藤真知子
2013年 鐘撞けば誰かまた撞く柿の秋    矢野京子
2012年 コスモスやどなたもきつと晴れ女  下田水心子
2011年 つづれさせぼろさせ母の声となり  田中紫春
2010年 爽やかにいま王道をゆくわれら   川村玲子
2009年 西行の歌は陀羅尼か秋の風     元屋奈那子

題詠欄年間賞
2016年 大いなる枯木となつて君待たん   木下まこと
2015年 しぐるるやカンナに赤き炎の名残り 関きみ子
2014年 すうと来るいい考へも流星も    柚木紀子
2013年 老骨や夢の花野を歩みゆく     青沼章二
2012年 鰯雲漁する人も舟もなく      庄司愉子
2011年 大いなる夢を果さんまづ昼寝    梅本元子
2010年 水澄むや晩年の父に逢ひにゆく   松本邦吉

つくし欄賞
2016年 まんじゅしゃげ葉っぱ忘れて生まれたの 佐川瑚子

なお、そのほかに三十句競詠賞(2007年〜2010年)、古志新人賞(2009年〜2010年)がありましたが、2011年より廃止となりました。

三十句競詠賞
第4回(2010年) 藤原智子
第3回(2009年) 山田歌子
第2回(2008年) 中西幸雄
第1回(2007年) 新倉一光

古志新人賞
第2回(2010年) 森永尚子
第1回(2009年) 岡崎陽市/熊瀬川貴晶/関根千方/西村麒麟

 

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