古志
編集長日記24
6月9日(土)、大谷主宰出席の東京句会に参加。
古志賞の受賞式が行われるため、愛媛から田中紫春さん、岡山から神蛇広さん、齋藤嘉子さん、静岡から村松二本さんが参加。
普段なかなか顔をあわせることのできない方々と句座をともにする絶好の機会となった。
また、3月の水戸吟行句会でお世話になった後藤壱岐さんが初参加。
席題「梅雨」「軽鳧の子」をふくめた7句出句5句選。
雨蛙わらわら出でて迎へ呉れ 壱岐
早乙女の合羽をたたく雨の音 嘉子
軽鳧の子の積もりであとに蹤いてゆく 浪雅
「句の背景はそれぞれ皆さんにあると思いますが、その句の言葉から伝わることがすべてですので」という主宰の言葉には、毎月句会をともにして顔馴染みの方が多い句会でも、作者が誰かということに関わらず一句一句に真摯に向かい合う姿勢を教わる気がした。
授賞式では、飴山俳句賞・俳論賞について選考委員の言葉が印象的だった。その言葉に鼓舞される方も多かったことだろう。
特に今年受賞作品がなかった飴山俳句賞には、より多くの応募が期待される。
市川きつね
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