8月3(土)、4(日)青年部合宿に参加。

約1年ぶりに、古志青年部員が全国から、静岡県浜松に集結。2日間とも晴天に恵まれ、絶好の吟行日和であった。

  蚊を打つに過ぎたる力と思へども   髙平玲子
  奥座敷どかりと占めて鰻食ふ     高角みつこ
  弁天島ここもあさがほつくる家    丹野麻衣子

上記3句をはじめとして、句座には参加者の実感がにじみ出るような句が多くあった。同じ場所にいて、見聞きしていても気がつかなかった事物を、他人の句から改めて発見するのは楽しい。合宿2日目は、静岡支部を招いて、合同句会を行った。3時間で3句座。暑さも忘れ、全力で挑む。

  東海に浮かぶがごとく大昼寝     渡辺竜樹
  しぎ焼のなすびつついて宴佳境    仲田寛子
  みちのくの梅雨も明けたか夜の秋   村松二本
  遠く見る富士こそよけれ籠枕     伊藤昭子

2日間たっぷりと俳句に浸かり、とても充実した時間を過ごすことができた。句座で学んだことを、これからの句作に生かし、1年後さらに成長してまたみんなに会いたい。

石塚直子記

 

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