古志
句会日記21
8月3(土)、4(日)青年部合宿に参加。
約1年ぶりに、古志青年部員が全国から、静岡県浜松に集結。2日間とも晴天に恵まれ、絶好の吟行日和であった。
蚊を打つに過ぎたる力と思へども 髙平玲子
奥座敷どかりと占めて鰻食ふ 高角みつこ
弁天島ここもあさがほつくる家 丹野麻衣子
上記3句をはじめとして、句座には参加者の実感がにじみ出るような句が多くあった。同じ場所にいて、見聞きしていても気がつかなかった事物を、他人の句から改めて発見するのは楽しい。合宿2日目は、静岡支部を招いて、合同句会を行った。3時間で3句座。暑さも忘れ、全力で挑む。
東海に浮かぶがごとく大昼寝 渡辺竜樹
しぎ焼のなすびつついて宴佳境 仲田寛子
みちのくの梅雨も明けたか夜の秋 村松二本
遠く見る富士こそよけれ籠枕 伊藤昭子
2日間たっぷりと俳句に浸かり、とても充実した時間を過ごすことができた。句座で学んだことを、これからの句作に生かし、1年後さらに成長してまたみんなに会いたい。
石塚直子記
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