古志
編集長日記5
12月28日(水)、大谷主宰出席の深川句会に参加。
年末にもかかわらず多くの参加者。初参加の方も3人いらした。
たらちねのぬくみまだある寒卵 靖彦
主宰の「『母鳥』では即物的で生々しすぎるが、『たらちね』と言ったことで人間の我々にも共通する生のはたらきそのものを感じさせる、広がりのある句となった」との講評に、言葉を厳選することの大切さを学ぶ。
第二句座。席題は「年用意」、「鰤」、「寒造」。
おいしそうだがむずかしい。
鍬一つ磨き一礼年用意 怜
「『年用意』は正月にむけて行う色々な準備の総称なので、いかにも『年用意』というものをつけてしまうのではなく、具体的なものをしっかりと描くことが重要」
他の多くの季語にも通じる教えと思う。
来年は3月の水戸吟行句会、4月の熊本合同句会、6月の栃木句会、11月の安房鴨川吟行句会など、各地での吟行句会が目白押し。
さらに、7月には岩手句会(主宰と前主宰出席)、9月には四国合同観音寺句会がある。
よいお年を!
市川きつね
If you enjoyed this article, please consider sharing it!