古志
編集長日記16
4月7日(土)、大谷主宰出席の青年部句会に参加。
吟行会場は六義園。昼近くには会場に入るための長蛇の列ができていた。
今まで欠席投句で参加されていた高角美津子さんが大阪より参加。
第一句座は欠席投句をふくめた三句出句五句選。
箱を出てしばしくつろぐ春大根 美津子
大根目線で作られた句。それまで暗い箱に入れられていた大根が、箱を出てのびのびと春を満喫している。
第二句座は吟行句。
亀鳴くや倒れし松を悼みをり 奈央子
「亀鳴くや」とあることでどこかユーモラス。
主宰は「なげき、かなしみがありつつも、笑いに転じることができるのが俳句」とおっしゃった。
かなしいことをかなしいと言うのはたやすく、それをどうプラスに変えるかが俳句を作る姿勢として肝要なのではないだろうか。
今回は第三句座まで行えて、大変充実した句会となった。
次回の青年部句会は鍛錬句会と合同。一段階も二段階も上に進めるようがんばりたい。
市川きつね
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