古志
『新装版 飴山實全句集』
新装版 飴山實全句集
著者:飴山實
監修:大岡信
価格:1,600円+税
出版社:朔出版
発売日:2026年1月1月
文庫:400ページ
ISBN:978-4911090428
◆内容紹介
「骨太で、野性的な、茫洋とした抒情が彼の本領であるようだ」。
第一句集『おりいぶ』の序で、師・沢木欣一は飴山實の作風をこう評した。
平明かつ懐深い句作を続けてきた飴山實の生前5冊の句集と、
句集未収録作品を合わせ、計1829句収録の『飴山實全句集』が文庫判で再刊行。
年譜、初句索引、季語索引付。
◆「新装版あとがき」より
一言でいえば飴山の俳句は語らない、ただ言葉が薫る。(中略)
この「薫る言葉」の系譜をたどれば、まず安東次男、さらに加藤楸邨、
そして芭蕉に行き着くだろう。
芭蕉の俳句は同時代元禄の井原西鶴の浮世草子(今の小説)に対峙していた。
俳句の世界でさえ言葉の風味を忘れて意味に翻弄される二十一世紀前半の今、
『新装版 飴山實全句集』は、まさに一冊の涼風となるのではなかろうか。(長谷川櫂)
◆「跋」より
私はこの俳人の動詞の使い方の神経の細やかさに、一句一句、目をみはる思いがした。
動詞に神経が通っているということは、いうまでもなく、その動詞が関わりを
持つ人や事物の動作、状態が寸分のゆるみもなく、観察され表現されているということであり、
動きというものの微妙さ、面白さを実に大切にしているということだ。(大岡 信)
If you enjoyed this article, please consider sharing it!
