古志
編集長日記20
5月3日(木)、大谷主宰出席の鍛錬句会(1日目)に参加。
参加者は16名。
あいにくのどしゃぶりとなったが、雨に負けてなるものかと意気込み高く富岡八幡宮、成田山不動尊などを吟行。
八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地として有名。横綱力士碑はその名にふさわしい巨大な石碑である。
成田不動尊では、なにもかも見通してしまいそうなお不動様の力強い眼が印象的だった。
第一句座では、主宰から改めて俳句の「切れ」について教えていただいた。
俳句には多くの約束事があるが、枝葉のことよりもまず「切れ」を理解することの重要さを学ぶ。
玉垣は河岸の寄進や楠若葉 かよ
五月雨や芥の上る木場の堀 東久
神域は夏の落葉をほしいまま 麻衣子
掃き寄せて常磐木落葉まくれなゐ 英子
吟行句だけでなく、席題の句座もまじえて合計6句座行った。
食事休憩をはさむので、一句座一句座新たな気持ちでむかえられた。
1日目とはほとんど異なるメンバーで、これより2日目の鍛錬句会がはじまる。
どんな句座となるかまた楽しみである。
市川きつね
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