古志
編集長日記14
3月28日(水)、大谷主宰出席の深川句会に参加。
越智淳子さんが初参加。
ぽかぽかと春らしい陽気。森下駅から芭蕉庵まで歩いただけで汗ばんだ。
心のはずみの表れた句が多く見られた。
一本は花瓶にさして花菜漬 照美
すべて食べてしまわず一本は花瓶にさしてとっておこうという心持に、春を迎えたじんわりとしたよろこびが感じられる。
二句座目。席題は「桜餅」、「春の暮」、「燕」。
桜餅娘は母となりにけり 和子
主宰「『桜餅』に気持ちをたくし、すべてを語らせた。」
しあわせをそのまま丸めたような色とかたちの桜餅。
句の中で作者の気持ちは何も言葉にされていないのに、それが伝わるのは「桜餅」という季語のもつ力。
句会の最後、「句会に持続して参加することが大切です。それが上達につながります。誌面でも句会に参加されている方は調子がいい。」という主宰の言葉にはげまされる。
一回一回の句会で学んだこと大切に、次に活かせるようにしたい。
来週はいよいよ熊本合同句会。
きっと満開の桜が待っている。
市川きつね
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