古志
編集長日記9
2月11日、12日(土、日)、長谷川前主宰出席の北越雪中句会に参加。
句会場は金沢の兼六園内の時雨亭。
広島からは河本秀也さんが参加。
一亭の時雨るるごとき雪解かな 秀也
前主宰「『時雨亭』をときほぐしてたとえにもってきた、言葉のとりなしがうまい。」
「俳句に面白い題材を詠もうとしたり、組み合わせの新しさをめざしたりするではなく、詠み方の新しさをめざすべき。ものをしっかり見て、自分なりにどう詠んでいくかが肝要。」
昨年の観月句会において、「俳句は大きく詠んでほしい」という言葉が印象に残っていたが、今回も「大きく詠むとはきもちの問題。心の明朗な感じが句をよくする。」と教わる。
二日目は兼六園近くの県立美術館広坂別館にて行われた。
あつあつの粕汁飲めと紙コップ いほり
近江市場の賑やかな雰囲気がいきいきと伝わってくる。
南天の爆ぜるちからや初句集 こまち
木下洋子さん句集『初戎』への力強い挨拶句。
市川きつね
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