古志
編集長日記15
4月1日(日)、大谷主宰出席の熊本合同句会に参加。
吟行にふさわしい、すばらしい快晴にめぐまれた。
そして桜!句会当日に咲いているかどうかが懸念されたそうだが、この一週間で一気に開いたそうだ。
当日は熊本句会、熊本日曜句会の方のみならず、福岡、大分、宮崎からも大勢参加いただき賑やかな句会となった。
誌面でお名前と作品だけ知っている方々に多くお会いすることができた。
第一句座、第二句座ともに五句出句五句選。
清正公さん花守となり花の中 民也
地元の方たちは、清正を「清正公(せいしょこ)さん」と親しみをもって呼びならわしている。
この呼び方をはじめて知ったのだが、地元の方たちの清正公への尊敬の念や親しみの気持ちがよく表れているとてもいい言葉と思った。
花浴びのほうびにたまふ最中かな 武章
加藤裕子さんより、皮に桜の葉を練りこんだ、さくらの形のかわいらしい最中をひとつずついただいた。
お礼の気持ちを込めて、当意即妙に詠んだ今村武章さん。
「花浴び」と言えば飴山實先生の句集『花浴び』。先生からの志のつらなりを思わせる句。
新幹線が開設したことで、熊本へずいぶん行きやすくなったとのこと。
九州の支部が一体となり、これからも活発に句会が行われることを祈念している。
東京の桜もようやく咲き始めた。
市川きつね
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